＜ お 盆 ＞
７月または８月の１３日から１６日までの４日間を盂蘭盆（うらぼん）といい、ご先祖様の霊が帰ってくるといわれている期間です。
１２日までにはお迎えするための準備を整え、１６日にお送りするまでご先祖様への感謝の気持ちを持って過ごしましょう。
■お盆の準備・・・１２日までに
仏壇・仏具を清め、精霊棚（しょうりょうだな）または盆棚（ぼんだな）と呼ばれるご先祖様をお迎えするための祭壇を準備します。作り方や用意するものは地域によって異なりますので、お付き合いのあるお寺様にお聞きするとよいでしょう。
故人様が亡くなってから初めてのお盆を 「初盆・はつぼん」や「新盆・にいぼん」とよびます。初めて帰ってくる故人様のために、しっかりと準備を整えお迎えしてあげましょう。
■迎え火・・・１３日
ご先祖様達が迷わないように、暗くなる頃には盆提灯に灯をともし家の門口や玄関先でオガラを焚いてお迎えします。
地域によってはお墓へ迎え提灯を持ってお参りに行く場合もあります。
きゅうりで作った馬と、なすで作った牛は、ご先祖様の霊が「馬に乗って早く帰ってこられますように」 そして 「牛に乗ってゆっくり戻りますように」 という願いが込められています。
現在で考えると・・・ 飛行機で一気にやってきて、船でゆっくり戻られるといったところです。
■お寺参り・・・１５日
盂蘭盆会の法要が行われますのでお参りに行きましょう。
※寺院により日取りが違う場合がありますので確認しておくとよいでしょう。
■送り火・・・１６日
灯篭流しは送り火の代表的な行事の１つ。
各家庭では、迎え火の時と同じようにオガラを焚いてご先祖様の霊をお送りします。新盆（または初盆）だった場合に飾った白い提灯や精霊棚に使ったマコモなどは、オガラと一緒に焚くかお寺様にお願いしてお焚きあげをしていただく場合もあります。
これは一般的なお盆の進め方です。地域的な習慣によって違いがありますので、自分なりに心のこもったお盆のご供養をしていただく事が何よりも大切です。
西多摩郡瑞穂町の葬儀社・生花店
